【湯治】温泉の温熱作用がもたらす効能

ストレッチ
とり天ちゃん
とり天ちゃん

皆さんこんにちは!

温泉に入ることによって体が温まり、入浴後も持続的に保温効果が続きます。

それによって、体にはどんな影響があってどんな症状に効果があるのでしょうか。

温熱作用の概要

体温上昇効果保温効果の2つの効果があります。

お湯に浸かることによって直接体が温められるだけでなく、温泉に含まれる成分によってさまざまな効果があります。

温熱作用を促進する2つの主な成分を紹介します。

塩化ナトリウム皮膚表面に塩が付着し毛穴を塞ぐことで発汗を防ぎ熱をこもらせる
二酸化炭素毛穴を開き皮膚表面から体内に入り、血管を拡張し体内の熱の循環を進める

成分をまとめた記事も読んでみてください!

 【湯治】温泉の持つ薬理作用とは 成分と効能



5つの効能

血行促進

お湯の熱による体温上昇により、平熱に近づけようとする機能が働きます。

体温が高温になるとタンパク質やエネルギーを作る酵素の機能が停止してしまうため、溜まった熱を他の場所に逃してやる必要があるのです。

その際身体中に張り巡らされた血管により熱移動を行うため、血の巡りが良くなります。

血行が良くなることで栄養等の循環老廃物の排出が進み、以下の効果が期待できます。

  • 血流増加…血管拡張により血液の生成が促進される
  • 鎮静効果…痛みの原因となる物質を流し、排出に繋げる
  • 疲労回復…循環が進み新しい綺麗な血液になることで身体機能が回復する
  • 組織修復…栄養や酵素の循環も進み、修復機能が上がる

有効性の見込める症状は、以下の様なものがあります。

神経痛性疾患関節リウマチ 変形性関節症などの関節痛 腰・肩・四肢の筋肉痛
血流不全末梢循環障害 ケガ 床ずれ 火傷などの皮膚症状
関節拘縮脳卒中・神経疾患・運動器疾患、それによる拘縮 動かせない部位の拘縮 
血管運動性神経障害むくみ 関節周りの赤みを伴う肩手症候群
痙攣・突っ張り脳卒中・神経疾患に伴う痙攣・突っ張り



筋肉・関節の弛緩

凝り固まった筋腱軟部組織を柔軟化させます。

また、筋肉を緊張させるような神経の働きを抑え、コリをほぐします

筋肉の弛緩に伴い、それをつなぐ関節も動かしやすくなります。

肩こりや腰痛、年齢からくる節々の痛みを緩和させてくれます。



神経痛緩和

神経痛・疼痛を引き起こす神経繊維の1つである、C線維に効果を発揮します。

温泉水に浸かることで、C線維の痛みを生じさせる閾値を上昇させ痛みを感じさせなくなります。

また、血流など体の循環を改善させることで発痛物質を排出させ、痛みを根本から除去します。



タンパク質修復

筋トレと同じ理論ですが、適度な熱刺激によって破壊されたタンパク質を修復するときに、超回復を起こすように機能を高めて復活します。

代表的なものにヒートショックプロテイン70(以下HSP70)というものがあります。

HSP70は細胞内に偏在するタンパク質で、感染や虚血、放射線、そして温熱などによって誘導され、タンパク質の変性を抑制する機能を持ちます。

また、変性してしまったタンパク質についても、元に戻す機能があります。

HSP70にもいくつか種類があり、以下のような機能も持ちます。

  • 合成されたアミノ酸複合体の折りたたみ
  • タンパク質の輸送と品質管理
  • 不要になったタンパク質の分解

合成から分解まで、タンパク質の一生を管理している細胞と言えます。

入浴による熱に反応し活性化した機能は約2日後に最大(1.1倍程度)になり、リフレッシュ効果健康増進効果も発揮します。

免疫力増強

人間は恒温動物ですから、外的な要因によって熱が加えられると元の体温に戻そうとする機能が働きます。

過度な高熱が加えられてしまうと、熱によって細胞や組織が破壊され、火傷やさまざまな機能の低下に繋がってしまいます。

温泉では人体に害のない適度な熱を加えることで、刺激から体を守ろうとする機能が鍛えられます。

その機能の中には免疫力生体防御反応を高めるものがあり、入浴を繰り返すことで免疫や組織修復機能が向上します。

代表的なものに、ナチュラルキラー細胞の活性化があります。

ナチュラルキラー細胞は名前の通り、生まれつき備わっており体内の外敵を殺してくれる細胞です。

血液中のリンパ球の中にいて体内を循環しており、ウイルス感染細胞腫瘍細胞などの異常細胞を発見すると攻撃を仕掛けます。

この抵抗力に関わる細胞の活性化は入浴後も1〜2日ほど続き、最も高い時で通常時の1.2倍近く働きます。



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